サマソニFRIDAY

戸田?そんなものは都市伝説かと思っていたが、昨日実際にあったらしい。

昨日はサマソニに行った。
ナインインチネイルズの日本最後のライブ。
途中から雨が降り出し、雷が鳴り出して一層ライブの緊迫感を高めていた。

メガネが曇って視界が保てず、とち狂った観客たちのモッシュの中、どこから人の身体が飛んでくるかわからない状態。
全身ずぶ濡れの状態、しかしhurtを聴かずにその場を去れるかと、ある碇シンジの言葉を唱えていた。

ライブが良いか悪いかって、なんとなく、その場所に音がすんなりと浸透しているか否かだという気がする。
音が浸透していれば自然と体全体で音を受け止められるような気がする。

昨日のナインインチの演奏は環境に音が完全にマッチしたもので、まさに今ここにしか成立しえない時間だったと思う。
活動休止前という外的な要因はそこには介入する隙もなく、ただ、その瞬間がすさまじかった。
後ろで外人がThis is the momentっていってたよ笑




その後エイフェックスツインを見た。
これもめっちゃよかった。
スクリーンにジャケ写になっている彼の顔が出てくると客が盛り上がるという異様な空間。視覚と聴覚と運動神経をフル回転させられてどこかへ連れて行かれた。そして、ハイになって理性的なものが取り払われつつある状態の終盤に悲惨なめに合わされた。眠れないときにはAFXの助けを借りるのだが、しばらくは使用できない気がする。






と、この二者が個人的な二大ヘッドライナーであったわけだが、他にも予想外によいアクトが多かった。

とりわけ、THA BLUE HERB
盛り上げ方とかトラックとかライミングの鋭敏さとなど、かなり腕を上げていて、拍手をせずにはいられないクオリティ、迫力、脱帽です。

マーキュリーレヴもすばらしきサイケ世界を見せてくれた。これも名演。
なぜサイケのボーカルはみんなぴったりしたようなシャツを着て、とてもよい姿勢で歌うのか、という疑問を持った。
65days of staticも前よりもライブバンドとして客とコミュニケーションをしようという姿勢が感じられた。これはこれでかなりよかった。



スクールオブセブンベルズを見逃してしまったので、ポップアイコン・ミューズ探しができなかったこと、ナインインチで疲れてモグワイを見られなかったのも残念である。。



サマソニ深夜、トリッキー見ながら携帯で戸田公演の評判を見て、すこし安心した。
トリッキー兄さんすみません。やっぱり気になるんです戸田が!!