アイドル横丁祭!! 後半戦【LinQ篇】

アイドル横丁祭り後半戦の感想をさらっとねー。

LinQ

若年層のメンバーで構成されたLinQ Qty+年長組のキーマン上原さん深瀬さんが出演。最初の「ハジメマシテ」からテンション上がる。LinQの曲って「アイドル歌謡」の体裁をギリギリ保ちながらトラックが個性的で踊れる仕様になっているっていう印象。この辺のバランスが僕はとても好きです。ハジメマシテなんかとくにそうなんだよね。これLinQが歌ってるからアイドルの曲になるけれど、全然違う人が歌っていたらそれなりのポップスであると思う。

ミックスとか打たなくてもとても心地のよい感情の高ぶりを与えてくれます。

2曲めは机を持ち込んで「チャイムが終われば」。これは途中1人のメンバー(城崎さんだったかな?)だけ“舞台モード”に入り、登校して机にうつぶせて居眠りし始めるという演出。その横で何事もないように歌って踊る残りのLinQの面々。この対比が新鮮だった。アイドルが踊っている同じステージに学校という空間の表現が同居している。うまくことばにできないけれど、心を動かされるものがあった。Perfumeの楽曲の中で振り付けや映像をリンクさせて作る“ここではないどこか”にも似た、それよりさらに日常的な風景がステージにあるような気がした。AKBの西武ドーム3日目で100人以上のメンバーが巨大な校舎のセットに登校してる演出はさわやかでとても感動的だったけれど、このLinQの演出はその感動に匹敵するんじゃないかって感じた。誰が考えてるのか知らないけれどこういうところにもLinQなりの工夫が見える。LinQの強さを見たきがした。

その次の曲は「きもち」。LinQ Qtyの曲っていう認識だったけれども、この日参加した上原さん深瀬さんもやぐらの2階で参加していてかなり豪華に見えた。リミックスはマニアックな感じになっていて、オシャレな原曲にカオティックなスパイスが聴いていた。坂井朝香にやはり目を惹かれてしまう。比較的大きくて目立つし中学生だけれどよくわからない色気がある。SKEでいったらどうしてもまなつを見てしまうようなそんな感じに近いのかな。オシャレと萌えが上質なバランスで同居している「きもち」は本当に名曲だと思うので、もっと世間に見つかってほしい。

最後はシングル「カロリーなんて」。勢いのある曲だけれども歌詞から察するに病んでる曲だよね。アカデミックぶると現代人の身体意識や消費意識に対してアイロニカルに物申してるよね。「ラーメンは〜♪」のところで歌うの楽しいし、本当に盛り上がったよ。

という感じのLinQなのでした。これだけのために福岡から飛んできて、ちゃんとステージを工夫して使って丁寧に4曲疲労して帰っていく。運営はまだまだ雑っぽいけれど笑、そういうステージに対するきめこまやかなスタンスが推せます。年少組でこれだけやったらベストなメンバーだとどうなるんだって感じ。早く次みたい。けど福岡は遠いけれども…

ってな感じのLinQでした。あ、あまり個人については認識できてないところも多かったですが。特に深瀬さんと上原さんが輝いて見えました。