アイドル横丁夏まつりの感想文

スタジオコーストで開催されたアイドル横丁夏まつりにいってきた。

ドロシーが出るから買ったチケットでしたが、12:30のベルハーさんのために頑張って早く行ってさすらいましたよ。以下流れ流れて1曲以上見たグループのメモ。

青春女学園 アイドルカレッジ 2& BELLRING少女ハート とちおとめ25 青春女学園 いずこねこ PrettyLemon mImi JK21ドルエレ アイカレ とちおとめ いちごパフェコラボ ひめキュンフルーツ缶 らぶどる 怪トロ まいにゃ アップアップ B♭ パティロケ OS☆U ひめキュン LinQLady ひめキュン ドロシー BiS ライムベリー アフィリア LinQLady ベイビーレイズ predia ドロシー ドロシー&パティロケ 9nine 

見てるだけで疲れた…



特に印象的だったグループについて。 

BELLRING 少女ハート:
今回最もいろんな意味で期待していったアクトだったが、期待よりちょっと上回ってた塩梅がちょうどよく、心地よかった。元々ベルハーさんは楽曲を始めて聴いたとき脳天直撃な感じで気になっていた。今のシーンの中で絶妙なポジショニングをしていると思う。他のグループもかっこいい楽曲は多いけど、ここまで肩の力を抜きながらシリアスで熱い気持ちで聴ける音は初めて。「乗るしかない、このビッグウェーブに」の掛け声で始まった「ボクらのWednesday」のBメロで鐘の音とベルハーちゃんの歌とオタの叫びが文字通りこだまするサウンドスケープの中で、何だこの奇跡は…って思った。どこかに連れて行かれる助けて!…って思った。なんか学生時代にぐだーっとしながら中野とか高円寺とか歩いてるような風景が呼び起こされる。キミのその雰囲気はファッションなのかそれともとてつもなく根深い何かを抱えてるのかわからない…バンドでこういうことやられても何か引いちゃうけど、アイドルがやらされてるのは素晴らしすぎる…



ひめキュンフルーツ缶
在宅で結構聴いていて曲はとても好きでいつか見たかったんだけどタイミングがなかった。(高校の頃、ジャパハリネットよく聴いてたしねえ)
やっと機会がめぐってきたフェスありがたし。10分しか持ち時間がないステージでもオープニングのSEがやたら長い。しかしこのSEのおかげで、ひめキュンが出てくるときにはオーディエンスの熱量はもうかなりいい感じのところに来ているのである。その分10分の回では自己紹介含めMCの時間はほぼなかったんだけれど、この戦略は正解だと思う。ライブハウスでのドロシーにもたまに感じることだけれども、音楽で盛り上げることにプライオリティを置いたステージ構成のにはグッとくるものがあり、ダンスも表情も素晴らしく完成度の高いパフォーマンスでヴォーカルは被せていることにも説得力がある。メンバーの脱退を経たという自分にとっては想像するしかない勝手なバイアスがかかって、それぞれのメンバーに覚悟めいた気迫を感じた。自己紹介がなかったので、誰が誰だかまだ知らないのだけれど、これは始まったなって気もするくらいひめキュンに惹かれた。今回3つ全てのステージで見たのはひめキュンだけ。タイムテーブルの巡りも個人的によかった。
5人になってからのシングル「恋の微熱」はちょっと狙いすぎでダサくない?ってスルーしてたんだけど、ライブで見たらイントロから歌い出しにかけてめっちゃカッコよかったーー!「恋が止まらない」も良い曲!



BiS:
5人になって初めて見たが、BiS固有の独特で気まずい感じをたくさんの人が共有しててカウンターのために用意されたものがメジャーになるってこういうことだなって。「IDOL」が始まると、そこはまるで混沌とした戦場をBiSという巨大な戦車が進んでいくようなイメージで、ものすごい圧倒的なエネルギーを感じる。巻き込まれたと見せかけて思わずモッシュに参加してしまった。(これによりナップサックが壊れ、物販で買ったベルハーのCDケースが割れた←象徴的でよりベルハーちゃんを応援したくなる)このメジャー感のある熱さは瞬く間に広がっていってもおかしくないと思う。BiSのミライは開けている。しかし、この狂乱が続いていくとBiSに特に愛のないライブ参加者も出てくるだろうし、さらに純粋にBiSが好きなファンにとってもモッシュ自体が目的化してしまう危険性があるんじゃないか。BiSは問題を生み出し続けてきたグループだったけど、ステージが大きくなってそういった問題の質が変わり始めてるのかなと思った。そしてBiSの面白さの質も変わっていくのだろう。



Dorothy Little Happy:
野外のドロシーは去年のTIFやお台場合衆国を思い起こさせた。そのときから比べると、佳奈ちゃんのMCの声の出し方をはじめとして本当にみんなステージの上で力強くなった。ダンスのキレも歌の堂々感もどんどん研ぎ澄まされていると思うし、その佇まいの美しさには磨きがかかっているなあなんて思いながら雨の中のパフォーマンス。またひとつ思い出が増えました。
コーストの屋内のライブは、ドロシー史上最も大きなスタンディングのライブハウス。真ん中辺にいたからスタジオコースト全体の雰囲気はわからなかったけれど、ドロシーがまたひとつ階段を上った気がした。渋谷AXの生バンド横丁まつりでは結構煽っていたのが印象的だったが、トリ前を勤める今日は、大きな舞台に臆せず、過剰にもならず、丁寧に安定感のある表現を披露したという印象だった。パーティロケッツと共に披露したLife goes onも特別なもので、みんなキラキラ輝いていたけれど、全く内輪な雰囲気を出さず、きっちりとこなすことで、気持ちよく9nineスペシャルアクトに繋がったよなーって勝手に評価してる笑。こういったところにも彼女たちの奥ゆかしさを感じた。

LinQ Ladyも素晴らしかったけど書くならスーパーライブの感想から書きたいのであとで笑
あとJK21が驚くほどよかった。(今は感書くには知識がなさすぎる)
そんな感じ。パーティーロケッツについては野外ステージ低くてあまりわからなかったのでもっとちゃんと見てみたい。
あ、あとアフィリアっていい音で聴くと踊れることに気づいた!いい音大事!
時間の関係で接触はしなかった、ロコモコ買ったときにベルハーのTIRAちゃんが話してくれたけど。(これはとってもエモかった)
このチケット価格でここまで1日満足できるイベントって多分今しかないだろうなあ。
楽しかったです。長年の夢だった野外フェスの夜に出演するPerfumeを諦めてでも参加する(はずの)TIFもとても楽しみになってきました!ひめキュンのアルバムも楽しみだー、

今回の教訓:
BiSでHPを使うか使わないかは自分次第!