ドロシーリトルハッピー全国ツアー@新宿Blaze

ドロシーの全国ツアー@新宿Blazeにいってきた。

冒頭はモヤモヤしてた時間も多かった。でも最終的に最高!やっぱドロシーだな、って思えた不思議なライブだった。


先にマイナス面書いちゃうけど、音の大きさ、マイクの音量、ハウリングだったり、PAがいまいちだなあといった印象で、あと、照明もあまりこだわっていない曲が見られていて(客席を照らしすぎでまぶしかったのもある)ちょっと違和感を感じながらライブを見ていた。

うーん、ツアーの1回だからあまりこだわれないところもあるのかなあ、もったいないなあ、今日はもうしょうがないないよなあって見てたんだけれども、彼女たちのパフォーマンスは素晴らしいものだし、や、こんな外的な要因で複雑な気分になってたらもったいないじゃないかと途中から感じ出した。

ドロシーはいろんな環境でやってきて感動を生んできたし、このまえ心の底から感動したTIFのドールファクトリーだって音響は特殊な環境だったけどよかったじゃないかと。
で、外的な要因を考えないようにしてそのまま彼女たちのパフォーマンスを楽しもうと思って見るようにした。曲と歌と振る舞いと…マイクやPAシステムなどの機材、スタッフが操るとこは今日は関係ない、これはドロシーと自分とのコミュニケーションだって。

そんな考え方でドロシーと向き合っていたら、後半から(曲の構成も多いにあるんだけどね)だんだんと楽しくなって来て、最終的には素晴らしいライブだったなって思えた。なんかとても珍しい経験をさせてくれたなあと。またひとつ思い出が増えました。

アンコール1回めを追えてライブを総括し、会場を後にしたドロシー。ライブ終了を告げる客電がつく流れかなと思ったら、ドロシーが見えなくなったその瞬間からすぐにアンコールが発生した、普通は終わる流れでのあとの間髪入れないダブルアンコール。あれが突発的なものか予定されていたのかはわからないけれど皆さんのドロシーとの幸せな時間はまだ終わらせないっていう意思を感じてちょっと感動した。ダブルアンコール今までで1番楽しい飛び出せサマータイムでした。
その場にいた多くの人の心を掴んでいるなあと感じるできごとだった。


途中の転換コーナーが長過ぎるとか、ライブの構成においてもいただけないことも多くて、ドロシーはまだまだこんなもんじゃないよなあって想いも残る。

しかし、素晴らしいスタッフの仕事って待ってるだけじゃなくて自分たちでつかみ取らなきゃいけないんだよなあ。これはPerfumeを追って来て感じたこと。あれだけのステージができるのはもちろん大手事務所アミューズの力やスポンサーの力はあるけど、その原動力はPerfumeの三人の取り組みがあるからこそ。

これから一緒にライブを作り上げるスタッフさんのやる気を引き出したり、優秀なスタッフさんに出会えるかも含めてそれはドロシーの頑張り次第だと思う。そしてドロシーの5人には関わる人をがんばろうって気持ちにさせてくれる素敵なものをもっていると確信している。

今回は多少のハンデがあってもきっちりと感動的なライブに仕立てあげられるドロシーを見れて、また1つみんな頼もしくなったと感じた。あと、白戸さんが時折発してたMCのエモさが、他のメンバーにも伝わっている気がしている。

さてさてツアー仙台が残ってるけど、だいぶ前から備してるっぽい第3章も楽しみ。
しかし、ずっと走り続けてるからまとめて休みをとってもらいたいとも思います。