2014年アルバムベスト10

 

  • 1位「circle of the world」/Dorothy Little Happy 全ての曲で挑戦的に一歩踏み込んだことで、同時に彼女達の芯の部分が確認できた 好きなグループの新作を単純に1番好きだと言えるのって、本当に幸せなことです

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    2位「YOU」/ART-SCHOOL 「YOU」は自分の中のオールタイムのアート像を具現化したようなメロディーだった。長らく頭の片隅にあった感覚が形になった。長くリスナーでいると面白いことが起こるものですね。

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    3位「フェイクワールドワンダーランド」/きのこ帝国 きのこ帝国は作品の度に期待と違うものを提示してきて、気づけばそれが定番になっている。あまりにシンプルで屈託無いサウンドで、それでいてどの曲よりもポップなラストの2曲で開いて終わるのが最高。

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    4位 「ALL is VANITY」/PassCode 今年一番に聴いたCD。アイドルのアルバムだけどインディーズ然とした懐かしい耳触り。めまぐるしいメロディー構成の曲が目立ちがちだけど聴く度に普通の構成の曲への思い入れが強くなった

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    5位「I’m so sorry, mom」/ラッキーオールドサン 今月デビューしたばかりみたいなのですが、アコースティックの暖かくて柔らかな音楽の中に何か冷静な視点があるように思えてとても気になるのです。

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    6位「箱めるモ!」/ゆるめるモ!箱庭の室内楽 カラッとてたり湿っぽかったり、作品に込められた豊かなエレクトリックギターのカッティングを聴いて常に駆け出したくなります。青春の青臭さとはまた違う、でも洗練されてない、なんだこの熱は!

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    7位「Romanticism」/Lillies and Remains タイトなバンドサウンドにニューウェイヴの甘美さを漂わせるとめちゃめちゃメロディーが立つんだなぁと思いました。どこを切り取ってもハッとする引っ掛かりをくれました。

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    8位「In Fear Of Love」/For Tracy Hyde (4曲のEP.だけど) ボーカルの声、ギターノイズ、エフェクト、佇まいの軽さ、YouTube動画の質感まで、全てどこにでもありそうな塩梅で、それを全て揃えてることの凄さ

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    9位「Rhapsody in beauty」/THE NOVEMBERS 年齢も趣味も近いバンドなのに、今までノベンバにはあまり惹かれなかった。 しかし、今作で彼らの形を見た。個人的に、山を越えた気がしたのです。

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    10位 「HELLO」/HAPPY サイケな光が常に聴覚から見えるのだけれど、そこに感じるのは荘厳な神々しさじゃなくて日常的で親密なセンスオブワンダー。気軽で心地のよいアルバムでした。