スパルタローカルズ解散

スパルタローカルズ、解散を発表。9月のAXがラストライブ。

はあ、切ない。

ロマンチックでセンチメンタルで文学まがいでヒステリックなバンドでした。

ナンバガ向井/スピッツ草野/くるり岸田/奥田民生とかが映画に寄せるみたいな賞賛のコメントをよせたフライヤーを見て、まんまとハメラレタ僕はスペシャCMでバイオレンスサマーのPVを目撃。目がイッてる頭のおかしそうな人々にビビる。

アルバム「セカンドファンファーレ」を聞き込み、シングル「トウキョウバレリーナ」のマイノリティって連呼するサビに再びビビる。
スペシャの激プッシュを受けた「ピース」のPVは何度も見たし、その後のアルバム「sun sun sun」は夏休みに帰った田舎で神隠しにあったような気分を味あわせてくれた。
アルバム「DREAMER」収録の「ロックとハニー」は最も好きな曲だし、「FLY」のPVは僕が最も好きなPVである。
安定期に入ったところのアルバム「スパルタローカルズ」「まぼろしFOEVER」もほんと感動した。
しかし、去年でた「Lecher」はあまり聴かなかった。パッとする曲がない気がしたので。これはちょっと違うかなと思ったのだ。

先日、日記にも書いた『美代子阿佐ヶ谷気分』の主題歌『水のようだ』がほんとによくて久々にまた聴きだした矢先の解散。
彼らの音楽が行き詰まっていた感は否めない。解散は必然的であるのかもしれない。でも、自分はこのバンドが好きだと確信を持って言えるバンドだっただけにやはり残念。

かなりひねくれているのに、こんなにも優しい音楽は珍しいと思う。
常に煩わしいこと吹っ飛ばしてポジティブな気持ちにさせてくれる、忌野清志郎の音楽にも通づるところがあると僕は勝手に思っている。