【アーカイヴ】もうすぐトゥワー始まるので、GAMEツアーを振り返る。

明後日からPerfumeのライブハウストゥワーが始まりますね。
Perfumeのワンマンライブは首を長くして待つんだけど、いざ始まると思うとすごく早く感じます。
僕は3月16日の昼公演ZEPP TOKYOに行きますよ。
ZEPPでのワンマンは初めてなので楽しみです!

さて、最近過去のライブの振り返りをしているのですが、明後日の横浜ブリッツ公演を記念して、GAMETOURのときの横浜ブリッツ1日めのときの日記を載っけておきます。
拙い文章ですが、今見るといろいろと感慨深いものがあります。。


2008年5月30日の日記

さてライブの方はまさにアミューズの偉い人がGAMEのコンセプトとして掲げたPerfumeネクストレベルへの挑戦に相応しいものだった。
電飾は大型ディスプレイが3つ掲げられて,昨年のフジロックのケミカルブラザーズのライブを彷彿とさせ、映像はかなり作りこまれたものだった。だいたいあーゆーVJ的なものってテクノのアーティストのパフォーマンス見てても面白くないから映像流したとこから始まったんじゃなかろうかと思うけど、Perfumeのパフォーマンスも映像もどちらも面白いから、どっちを見ていいかわからなくなる。(いやもちろんパフューム見るけど、)パフュームはパフォーマンス見てなんぼのユニットなのに電飾まで凝ったものを作るとは、もしかしたらパフュームのスタッフは、このお金が掛けられる状況を利用して海外アーティストにも並ぶようなテクノのライブを作りあげようとしてるんじゃないかとさえ思った。ものすげえセットおったてられるテクノ系の日本人なんて電気グルーヴぐらいだろうからなあ。成長物語が終演したとしてもPerfumeの挑戦は終わらないだろう。

2月のライブよりも、会場が違うからってのもあるだろうが、音が格段に良くなった気がした。そして、TV出演も増えた彼女らのトークの余裕さと、業界ネタはますますレベルアップしていて、どんどん成長しているんだなって感じた。私も見習わなくてわ…笑

で、ライブの中身はというと、ものすげーオープニング映像から、電飾のついた某を振り回すコンテンポラリーなパフォーマンスが繰り広げられるアルバムタイトルナンバー「GAME」に始まり、近未来イメージと共にネットワークをじわじわゆっくりと浸食していったエレクトロワールド〜コンピューターシティというロックな2大エレクトロ・アンセムで一気にテンションはマックスに。この2曲がすでに過去の曲になり始めている点がチームPerfumeの楽曲の充実度を物語っている。そして、あーちゃんの「ゆれてー」って声が妙にドキドキさせるライブの定番ピコピコナンバー「コンピュータードライビング」を経て長い長いMC。

時折2階席のにしおかすみこをいじるという観客の連帯感をあおる放送作家顔負けのあーちゃんセルフプロデュースが。

そしてPerfumeのメジャー契約が切れないことを表明した光の曲「Twinkle snow, Powderly snow」 シングル曲としては珍しく余裕と落ち着きを兼ね備えながら、実はバックトラックがめちゃめちゃオシャレなハウスよりの名曲「Baby cruising Love」そして落ち着いた空気をしっかり読んで100%の恋愛歌謡「ファンデーション』続いてあんまし表言されてなかったであろう恋人たちの夢も希望もそんなにないダラダラした現状をさらっと歌っちゃったポストモダン的R&Bナンバー「マカロニ」(マカロニそれ自体が空虚な存在ってことさ☆)ではPVを流しながら歌うというさらにどこを見ればいいのかわからない状況に。

しっとりと聞きモードになったところでPerfume衣装チェンジではける。しかしフロアには「バタフライ」のリミックスが。ここだけは3つの画面が主役となり、蝶の舞う素敵な映像世界へ。Perfumeがいないから客のほとんど派棒立ちだったが、一部はメッチャ盛り上がって踊ってた。私も、ロッキンな半強制的縦ノリが嫌だったので若干後ろ目のエアポケットになってる場所で踊ってたら、考えることが同じ人がいて小さなレイブパーティーに発展 笑

その後、全編英語師フロア対応曲「Take me Take me」を初めて見る。 振り付けがセクシー、というかエロい。とくにのっちがヤヴァかった。上品エロス。振り付けのMIKIKO先生の天才ぶりを再認識しつつ、その天才ぶりが詰め込まれたような「シークレットシークレット」へ。まるで、マネキンが歌っているかのようなパフォーマンスは絶妙な照明と融合してまさに芸術作品と化していた。チームPerfumeが作り上げた数十秒のインスタレーションに乾杯。
そして「ジェニーはご機嫌斜め」でアイドル大会。

はい、またまたながいMC。寸劇が始まってアート色が完全に消滅。客はぱねーかわゆす3人のアイドルの小芝居に釘付け!

あとはもうキラーチューンシリーズです。テレビではほぼ流れないポリループ搭載の「ポリリズム完全版」でしょー、バレンタインの日に1億2千万人が踊りだす「チョコレイトディスコ」でもうどーなってもいいや状態。前にいた60くらいのオッサンは恥ずかしそうについに拳をあげたのでした。
そして忘れた頃に永遠の名曲「パーフェクトスター パーフェクトスタイル」。貴様らこんな必殺をここで出しおって。そして、ラストの定番「Perfume」さわやかなカオス状態で終了。

もちろんアンコールもあって、細かすぎる振り付けに頭が上がらない「セラミックガール」ルーレットコーナーで決まったカワイイ系「ビタミンドロップ」そしてよいこのみんなはもう帰りんさいの歌「wonder2」でホントのホントに終了。

前にいた60くらいのオッサンが泣いてました。オッサン、感動したよ、邪魔だったけど。

Perfumeの3人がはけてから、最後に2階席にいたにしおかすみこが客の注目を浴びて、「このPerfume大好き豚野郎」と中途半端に叫んでおりましたとさ。お疲れ様です。

KREVAがツアーでPerfumeをカヴァーしてるそうだけど、果たして彼女らは平日の武道館2daysを埋めることは出来るのか!?今後も目が離せなくない?なくなくない?