2010年私的映画ランキング

今年も今年の公開作の映画ランキングを勝手にやりました。





第11位「さんかく」
どうしてもトップ10に入れたかったけど、出来なかったので無理やり11位で。今年一番怖かった映画。こっちが本当のパラノーマルアクティビティ。この映画での小野恵令奈の完璧な存在感を僕はまた見たい。頑張れえれぴょん

第10位「ヒーローショー」
僕には地元の縁というのはとてもやっかいだということをあまりにスムーズに起こってしまった最悪の事件で語った映画という感が強い。ジャルジャル福徳さんが地元の縁で結ばれた人々と交流するというウルルン滞在記的な感動があった。後藤さんの演技が本当によかった。

第9位「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」
ジョニー・トー監督の男たちの絆、幾何学的な美しいアクション、無垢な人々…様々な要素を真面目に遊んび心をもってやりきった作品。結果、微妙にバランスを崩してるみたい。でも、そこがとても愛くるしい。

第7位「ローラーガールズダイアリー」
すごく簡潔にまっとうに青春映画をやってるし、音楽も最高。そのうえ選手のキャラクターや試合会場の様子含めてローラーゲームという競技をとても魅力的に描いている。ドリューバリモア監督にスラムダンクを撮って欲しい、なんてw

第8位「第9地区
社会派だったり生なましいだけかと思っていたけど、男のバディ感やパワードスーツを装備するという少年のワクワクまで感じられるとは…チャレンジしてるところも含めて完璧すぎて逆に面白みがなかったっていうくらい、一段次元の違う映画なんじゃないかと思いました。

第6位「僕のエリ〜200歳の少女」
北欧の郊外の閉鎖的な空気感のなかで静かに話が進む中、時折ジャンル的な要素が爆発するという感じにヒリヒリした。プールのシーンは今年一番印象に残っている。切なくもウキウキしてしまう不思議な映画体験。ラストも本当に感動的というか絶望的というか…

第5位「13人の刺客」
吾郎ちゃんのキャラクターが最高だったのはもちろん、役所広司が本当によかったと僕は思う。今年日本で一番面白かった映画なんじゃないかな。この映画がひとつの規準になって、燃える邦画が増えますように。

第4位「ヒックとドラゴン
ドラゴンとのバディ感、終わりなき日常感、アトラクション感、父を超えろ感、怪獣映画感、ポケモン感、バイキング感…幼い頃に見たり読んだりしたファンタジーの話を思い出して、本当に童心に帰れた。常にwktkが止まらなかった。

第3位「息もできない」
“ことばの暴力いつか消えるのかな(シークレットメッセージby  Perfume)”な映画。とても悲しくて苦しいんだけど、シバラマという表現しか持たない男が少女との出会いでことばを獲得していく過程にはとても幸せを感じた。ラストは胸に銃弾を打ち込まれたような感覚

第2位「(500)日のサマー」
最初から最後まで終始喜びに満ち溢れていた。幸せな思い出も苦い思い出も、そのとき見えた景色とか音とか匂いとか空気感とか交わした会話とかそのとき聴いてた音楽とか含めて、本当にひとつひとつがかけがえのないものなんだよって再確認。主人公の気持ちわかるのイタいw

第1位「リトル・ランボーズ
なぜか涙が止まりませんでした。登場人物みんな純粋な子たちなんだよなあ。何かに憧れるって意味でも、誰かを裏切ったりするって意味でも。映画内で子供たちが映画を撮るっていうモチーフと片方が長い者に巻かれたときの親友の関係を描いていたのがよかった!


ちなみに…

 12位「スプリング・フィーバー」 13位「冬の小鳥」 14位「アウトレイジ」 15位「インビクタス」 16位「トイストーリー3」 17位「SRサイタマノラッパー2」 18位「キックアス」 19位「17歳の肖像」 20位「プレシャス」 

来年は「冷たい熱帯魚」もあるし、(見たけど、もう見たくないけど)またいい映画がたくさん見られるといいなあ。