ハレの日

Perfumeがハリウッドで行われたカーズ2のプレミアに出席。

USTで中継を見ることができたのだが、本当に3人ともいつもと変わらないリラックスした表情に見えた。

見知らぬ土地、テレビでしか見なかったような世界、そんな中でもいつもと変わらないで楽しめているのは、11年も厳しい舞台で戦って来た3人でいるからなんだろうなと思う。

まあね、全米にPerfumeが評価されたってことではなくて、ポリリズムがジョンラセターの耳に止まってカーズの音楽に使われたっていう、一部分だけの話なんだけどさ、全米でものすごーく売れている楽曲がピクサーの音楽に使われるなんてこともまずないことだからねえ、すごいねえ。

インタビューの途中で、3人が軽くポリリズムのフリをしようした。
ふとした振る舞いだけれども、生で見ていて、その一瞬、それだけで表現が生まれているのだなあと思った。
その振る舞いは、ここまで大きくなって夢を叶えた今でも、希望に満ちあふれたものだ。
いや、夢を叶えた今だからこそ、11年分の輝きと説得力があるのだと思う。

正直今回の件はPerfumeがスゴすぎて、もうどんどん遠くへいってしまう気がしてモヤモヤしてたんだけど、あの3人を見てスッキリした。Perfumeを知っているからこそ、僕らは失望を抱えたとしても、きっと希望が持てるんだって思った。

そんなことを思っていた今日、Perfumeを介して知り合った方々の結婚式の様子をUSTで拝見して、改めて思った。Perfumeが各人の人生に大きな影響を与えたり、彼女らの曲やパフォーマンス、言動、歴史、全てがいかに僕らのアンセムになっているのかと。

ライブを飛び越えて、日常でも感じる多幸感。
誰にでも訪れるハレの日に、Perfumeはこれからも響くんだなと思った。