BiSフェスなどで思ったこと

 ニューシングルが発売してからマップ劇場や新宿タワレコのインストア、BiSフェス!!に行ってきたりと、ここ数日自分の中でBiSが熱い。もともとBiSって「曲はいいから聴くけどあんま好きじゃない」っていうスタンスでいたんだけれども。

頭が固いので、基本的にアイドルが“汚れる”ということに対して快くは受け取れないんです。で、BiSって、もう最初の最初から電車内でゲリラ撮影して注意されたり、パンチラを売りにした映像つべに流したり、メンバー同士でディープキスしたり…そんな話題作りにげんなりとしてたんですよ…なんでもありイクナイ!みたいな笑(誤解されると困るのですが、BiSって実際はめっちゃさわやかなグループでした多分ww)


 そんなBiSに“優等生”キャラのテラシマユフさんが入ってきた。(パフォーマンスがいいねーって話は先日記述したばかりです。)

「古き良き時代から来ました。まじめなアイドル、まじめにアイドル!」っていうキャッチフレーズとか最高なんですけど!

本当にこのコピーがしっくりくる、ていねいな言葉づかいのお嬢さんなんですよ。もともとアイドルが好きでアイドルやってるそうですし、オーディションに受かってから新曲の裸で走るPV見たって話とか、のっけからこの子BiSにいて大丈夫!?みたいな感じなんですよ。そのギャップだけでもう自分BiSに負けたなって感じがするのです。DMC感さえあるよね笑

 真面目かつ推せる子がまあアイドルのフリとしては普通はありえないヘドバンやってたりすると、一瞬むなしくなることもあるけれど、だんだんその一生懸命さが伝わってきて感動してくるんです。夢に向って走るひたむきな姿が、そこにはあるんです。あれ、最初はBiSのステージの振り付けって奇を衒ってるだけのように見えたのに、みんな輝いて見えてきたぞ…

とまあ、こんな感じで、ちょっと面白いんですよBiS。アイドルを見てると、「これは違うなあ」「狙いすぎだなあ」って思うこともよくあります。そんなちょっとした「嫌なこと」にも、アイドルが全力で取り組んでいる(戦っている)と逆に燃えたりすることがある。ユフちゃんがBiSにいると生まれるこの感じが新しいなあと思うんです。

 BiS自体の「狙ってる」スタンスはライブを見ると、「狙ってる」ことそのものがBiSなんだってわかって、全然嫌な感じがなかった。この前もハグ会とか、普通のアイドルではまずない行為があまりにも普通に、そしてさわやかに行われている。実は、このグループは逆にすごくピュアなんじゃないか。と思ってしまう。

まだ全然堀りが浅いですが、かなりメタ的に楽しめるグループだと思います。
嫌な意味で、消費されればされるほどBiSにとっては面白いのかもしれない。BiSって、結構強いかもしれない。