ドロシーリトルハッピー@新宿BLAZE

22日の夜は新宿BLAZEのドロシーリトルハッピーのライブへいってきましたよ。


入場券の購入列に並んでいたら、警備員(警察官?)がライブハウスのスタッフさんに「外の方に人配置してよ、まったく、今が一番大事なときなんだから!(ライブ開始前の)」って怒り口調で言ってたけど、そりゃドロシーにとっては確かに今一番大事な時期だよねw

女子流が押してハシゴした人が間に合うようにというホスピタリティに溢れた理由なのかはわかりませんが、ちょっと時間を押してスタート♪
オープニングのSEはマリリンモンローのいちばん有名な曲でした。
高校でバンド組んでたとき文化祭でこの曲をSEに使ってたことがあって、意味もなくほんの少し胸が熱くなった。

Dorothy Little Happyってグループ名はオズの魔法使いに由来があって、衣装もどことなく英語圏のテイストがあるよなあ。ガチガチに固めるのではなく緩いコンセプトがちょうどいい。ちょっと古めかしいアメリカ感もいい具合に似合うんだよね。

1曲めは「デモサヨナラ」から。ブレイク直後のリキッドルームのワンマンで「ポリリズム」からスタートさせたPerfumeを彷彿とさせる始まり。(ドロシーにとってのそれはきっと次のO-EASTになったらいいなと思う。や、シングル売れてからかなー)

1曲めからこのグループの最高のアンセムにフロアは高まり、無論フロアにいる誰もが「オレモー!」に全力を注ぐ。

前方からだいたい6列目あたりで見てたけれど、このお客さんたちとドロシーのコミュニケーションを後ろから客観的に見たいという思いも同時に溢れる贅沢な現場だった。

自分が常日頃思っているし、そう語る人も多い「デモサヨナラ」が“エモい”ってことについて、この曲ってクラブミュージックとしてとても気持ちいいものなんじゃないかと思う。生理的に心地よいテンポの中、マリちゃんを中心としたドロシーの声がスーッと耳に入ってきて、その中で自らも「オレモー!」と声を出すことで僕らはドロシーへの思いを解放する。なんかパッと世界が広がるというか、気持ちが開かれる気がするんだよなあ。音楽の気持ちよさが詰まった曲。もちろん、すべての源はステージ上でのドロシーの存在、そしてその身体表現にある。

「好きよ」っていう歌詞、「俺も」っていうオタの掛け声、これで爽やかな気持ちになるなんてことがあるのか?って思うでしょ?少なくとも僕はとても心が洗われます。

次の曲「ソウル17」も相変わらずのカッコよさ。(これのサビのふりはPerfumeのPuppy loveの上下上上と同じ動きなのでパフュヲタの人もぜひ)また、「見ていてエンジェル」はステージ左右に分かれ、ボーカルを取るマリちゃんとダンスを美しく魅せる4人が対比された景色に魅了された。ヴェンダースの「ベルリン天使の詩」にこんなシーンなかったっけ?ww

あとね、新曲の「Life goes on」 僕は本当に素晴らしいと思う。前のブログで歌詞について書いたけど、ライブで見てみてさらに、「こんな振り付け見たことない!」って思うようなダイナミックで曲の世界観に負けないダンスとフォーメーション移動も本当に素敵だった。こぶしを突き上げるサビが一番地味な振り付けっていうのが特徴的なんだよなあ。でもそこはこっちも心の底から拳を上げているんですよww (握手会では「次のシングルLife goes on入れてほしい!」ってみんなに伝えておいた。来年が楽しみ。)

途中同じステップワンの後輩ユニットのB♭も登場して2曲やったけど、歌もダンスもレベル高かった。特にメインボーカルの子からはSPEEDの島袋寛子を感じた。ドロシーとは音楽も世界観も一線を画していていやあステップワン恐ろしい、面白い!!

で、その後のドロシーとB♭がお互い夢は武道館でライブやるって話題でいろいろと絡む中で、最近ドロシーのバックダンサーからモーニング娘。に入ったあのメンバーが先に武道館に立っちゃったとか、締めのリーダーKANAちゃんの「私たちを武道館に連れて行ってください!」など、レポート記事に起こしやすい話の流れもいい感じに作ってた。(実際にそこ、記事になってた)(そこでSKEの「ウィンブルドンに連れて行って」を想像したのは言うまでもない)

KANAちゃんは先月のライブの「ドロシーを見つけてくれてありがとう」といい、「武道館に連れて行って」といい、ことばの力を強く意識して、信じてる人だと思う。(3年くらい前におなじくことばを大事にしていたアイドルが武道館に立ったのを見たことあるよ!)

まあ聴きたい曲をみんなやってくれて(曲数的に当たり前だけど)冬の桜でしっとりと終わってからアンコールで出て来てサプライズの手紙が。
AKBでいつもたかみなにスタッフからサプライズの紙が渡されるような感じでね。でも手紙を持って来たのは後輩のB♭のコウメちゃんでお前何者なんだよ!ってツッコミたくなったww

で、来年エイベックスからの第2作となるシングルの発売が決定との報告が。
およそ10ヶ月ぶりのリリース。これからのアイドルとしては相当な期間を経てのメジャー第2作。客観的に見れば妥当な発表なんだけれども、メンバーは皆涙していた。そこに辿り着くまで、ここに書くまでもない大きなハードルがあったのだろうな。普通に生きるのも大変な日常の中で毎週末イベントで多くの人々の前で笑顔を届けることの大変さは全く想像できない。おめでとう!そして現れてくれてありがとうドロシー!

2つ目のサプライズとしてはシングル発売前の週末に渋谷のO-EASTでのライブが決定。
正月空けの始めの週末にはイベントも多いだろう。キャパとしては非常にハードルが高い。勝負かけて来たのかなという感じ。シングルのプロモーション後ならわかるけど、出る前だからね。単純にいって今回の倍の動員が理想なのかな。しかしあれだけ現場に思い入れの強いファンがいたら短期間でもっともっと広がるかもしれないし。とても楽しみだなあ。きっと新曲も聴けるかなあ。

という感じで、最後に「別れの時」でしっかりと締めていただいたドロシーの素晴らしいライブだったのでした。照明も会場が大きくなって豪華になっていた。

今日気づいたらホームページもリニューアルされてたし、やる気だなあ。
次は関東はアイドル横丁まつりかな?ひとつのステージひとつのホールでの様々なアイドルとオーディエンスの盛り上がりを体感するのが楽しみです。やーそれにしてもLife goes on最高だわ。

あ、その次の日浦和美園のインストアにもいったんですよ。こっちは声援への規制のアナウンスがあったなかでお客さんの拍手が力強かった。必死にオレモーを我慢する中でついつい小さく口に出ちゃってたよww うーん常識の範囲内だったのでは…ww ドロシーのお客さんは拍手に心からのリスペクトを感じます。とてもよい現場だったと思います!2日間ありがと!